[PHP] 型とは。PHPの型の種類と書き方

PHPの型について説明する。

PHPでは8つの型があり、文字列型(string)、整数型(integer)、浮動小数点型(float)、論理型(boolean)、オブジェクト型(object)、配列型(array)、真偽型(null)、リソース型(resourse)がある。

それぞれの書き方も簡単に説明する。


型とは何か?

データ型とは、データの種類のこと。

PHPではそれぞれの値を「データ型」で分類分けしている。

例えば

  • 文字列:「Hello」「こんにちは」
  • 整数:「1」「10」
  • 浮動小数点「2.5」「1.8」

など。

プログラム言語によって、データ型の宣言が必要な言語がある

プログラム言語によっては、データ型の宣言が必要な言語と必要ではない言語がある。

PHPでは型の定義を勝手にやってくれるので、データ型を普段あまり意識することはないかもしれない。

データ型を宣言するメリット・デメリットは何か?

下記に別途書いた。

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PHPの型の種類

PHPの型の種類には主に八種類ある。


スカラー型

スカラー型は主に四種類。これらの型は主に単一の値で作られている。

文字列型stringHelloとはこんにちはなど文字列
整数型integer1,5,10など整数
浮動小数点型float1.4, 2.8など小数
論理型booleanTrueかFalse


複合型

複合型は主に二種類。主に複数の値で作られている。

オブジェクト型objectオブジェクト
配列型array配列


特別型

特別型は主に二種類。

真偽型nullnull
リソース型resourceファイルやデータベースの接続など

型の書き方

それぞれの型の書き方について簡単に説明する。


文字列(string)の書き方

文字列を書く場合は、シングルクォート()またはダブルクォート()で囲む必要がある。

<?php
$greeting = "Hello!";
echo "$greeting";
?>
出力結果:
Hello!


substr()という方法を使うことで、文字列の一部だけを抜き出すこともできる。

<?php
$greeting = "Hello!";
$word = substr($greeting, 0,2);
echo $word
?>
出力結果:
He


「H-0 e-1 l-2 l-3 o-4 !-5」と考えた時に、0-2で指定することで、0と1の文字を抜き出すことができた。

他にも下記のようなことを文字列の書き方ですることができる。

  • 文字列が大文字だけかどうか、逆に小文字だけかどうかを判別する
  • 文字列の長さを取得する
  • 文字列の一部を他の文字に置き換える
  • 文字列に数字が含まれていないか判別する

など、様々な書き方がある。


整数(int, integer)の書き方

整数を入れる際は、文字列と違い、シングルクォート()またはダブルクォート()で囲む必要がない。

負の数も入れることができる。

<?php
$number = 100;
echo $number;
?>

<?php
$minus = -100;
echo $minus;
?>
 出力結果:
100
-100


浮動小数点数(float)の書き方

小数を入れる場合も、特に整数とやり方は変わらない。

<?php
$number = 25.86;
echo $number;
?>

<?php
$minus = -31.27;
echo $minus;
?>
出力結果:
25.86 
-31.27


論理型(bool, boolean)

論理値は、真をtrueで、偽を false で表す。

論理型は、条件分岐で表されることができる。

<?php

$number = 25.86;

if($number == 100){
    echo "数字は100です";
} else {
    echo "数字は100ではありません。";
}

?>
出力結果:
数字は100ではありません。


上記の場合、$numberが100だとtrue、100でなかった場合にfalseになる。

そして、trueだったら、”数字は100です”、falseだったら”数字は100ではありません。”というふうに表示されるようなプログラムとなっている。


オブジェクト型(object)

オブジェクトとは、オブジェクト指向というプログラミング手法に基づいた概念。


配列型

配列は一つの箱に、複数の値が入れているような状態を指す。

<?php
$color = ['red', 'blue', 'yellow']; 
echo $color[0]; 
echo $color[1]; 
echo $color[2]; 
?>
出力結果:
redblueyellow


上記が基本的な書き方。

複数の値を変数に入れることができる。

値を出すときは、数字を指定する。

その他応用でできる書き方としては、

  • foreach文で一気に値を出力する
  • improde()を使って、値と値の間に,をつけて見やすくする

など、様々な応用ができる。


NULL型(null)

null は値が設定されていないことを示す特別な値。

<?php
$var = null;
?>


リソース型

MySQLなどのデータベースや、画像ファイルを開いたりするときなど、外部情報を簡単に操作するために使われる。


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